言葉遊びの部屋

Wordplay


言葉遊びが大好きです。いつも頭の中で、言葉をこねくりまわして遊んでいます。それが詩になったり、和歌になったり、俳句になったり、川柳になったり、します。それらは別の部屋に鎮座しておりますゆえ、落ちこぼれたのがこの部屋に落ちこぼれて来るというわけです。ま、落ちこぼれですから、あまり期待しないで気軽に楽しんで行って下さい。

ちなみに、言葉遊びのついでに、わたしの生き方を名前に折り込んだのを、ご紹介しましょう。

)焦らず()勉強()気長に()生きて()血の沸く()ロマンの()詩も忘れず



 

目次

50音の和歌あかさたなはまやらわの詩/折り句替歌(カラオケ)川柳福引


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ことばあそび「アクロスティック」

(1998/9/1掲載)

50音の和歌

目次
あいうえおの和歌
かきくけこの和歌
さしすせその和歌
たちつてとの和歌
なにぬねのの和歌
はひふへほの和歌
まみむめもの和歌
やいゆえよの和歌
らりるれろの和歌
わいうえをんの和歌



50音の和歌

あいうえおの和歌

)溢れ出ず
)命の叫び
)歌にして
)描くが我の
)大いなる夢


かきくけこの和歌

)限り無き
)希望紡ぎし
)鎖なり
)今朝も目覚むる
)この命こそ



さしすせその和歌

)寂しさに
)沈める夜は
)素裸で
)背中丸めて
)そっとかも寝ん


たちつてとの和歌

)戦わば
)血潮たぎらせ
)突き進み
)敵を蹴散らす
)闘魂持たん


なにぬねのの和歌

)涙雨
)滲みし跡を
)拭いやり
)寝た子の顔を
)覗きこむ夜


はひふへほの和歌

)花咲ける  
)広き高原
)二人切り
)平穏な午後
)微笑み交わす


まみむめもの和歌

)負けるなと
)自ら心に
)鞭入るる
)滅入りし気持ち
)燃え始むまで


やいゆえよの和歌

)遣る瀬なき
)諍い縺れ
)結い直し
)笑み取り戻せ
)良き日もあらん


らりるれろの和歌

)ライト浴び
)リラ麗しの
)瑠璃の色
)レンガ通りは
)ロンドンの街


わいうえをんの和歌

)湧き上がる
)命の泉
)麗しも
)絵空事なる
をん)女と男
 

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あかさたなはまやらわの詩

目次
あかさたなはまやらわの詩
いきしちにひみいりいの詩
うくすつぬふむゆるうの詩
えけせてねへめえれえの詩
おこそとのほもよろをの詩

あかさたなはまやらわの詩

乙女への勧誘
)朝風にバラのつぼみがほころび
)川岸の柳の若芽も揺れる春
)幸多い年若の女よ足取り軽く歩み
)たおやかに黒髪をかきあげ
)何気ないまなざしで男心をくすぐれ
)花よりもあでやかに微笑み
)まさかという顔の男を誘い
)やさしく身を委ねるふりをしては
)乱暴にはねつけてやるがいい
)我儘なふるまいは若い女だけの特権なのだから
(92/4/1)
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いきしちにひみいりいの詩

未知への挑戦
命のはかなさを知ればこそ
今日この一瞬に賭けるのだ
知らない世界だからといって
躊躇してはならない
逃げるよりも飛び込んで行け
一つでもいいからつかみ取るのだ真実を
見覚えのない世界がいつのまにか
居心地のいい場所に変わるだろう
理屈をこねるより行動することだ
命の炎を燃やし尽くすまで挑み続けるのだ
(92/3/30)
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うくすつぬふむゆるうの詩

浜辺の二人
打ち寄せる波の
砕け散る音
素肌に白く
月は照り映える
濡れた砂浜に
ふたりして寄り添い
胸の想い語らう
夢のひととき
瑠璃色の翼広げ
海鳥は群舞す
(92/4/1)
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えけせてねへめえれえの詩

理想の女
笑顔は艶やかで
健康な身体
世間の悪と無縁で 
貞淑そのもの
寝坊知らずの働き者で
平凡な暮らしにも愚痴一つ言わぬ女なぞ
滅多にいるものではない
えい それを知ればこそこの俺
恋々として理想の女を追い続けるのだ
絵に描いた餅を求める馬鹿と嘲られようとも
(92/4/1)
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おこそとのほもよろをの詩

酒飲みの歌
おれの酔いは程度を越してしまった
ここが何処なのかもとんと見当がつかぬ
そもそもこのおれは何者なのだ
とどのつまりは酒と戯言の皮袋に過ぎぬのか
喉を焼焦がすこの渇きだけが
ほとんど唯一の存在のよすがだ
もう一杯注いでくれ我慢できぬ
酔っぱらうほどに楽しいことがまたとあろうか
路上に酔いつぶれようと凍え死のうと
お主たちの知ったことじゃあるまい
(92/4/1)
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こうかい
黄海や紅海の公海の航海日誌の更改版を降灰する公会堂の高階で
公開して後悔し、狡獪にも、後会を約さず行こうかい。
(これはまだ未公開)
かんこう
完工した官公用の観光施設を感光紙で刊行する慣行を敢行しなくても
緩行車で還行する寛厚な人のこと、勘考してかん口令をだすさ


ワープロミス
不覚
(某公団挨拶文)
お陰様で無事成功裡に終了することができましたことを不覚御礼申し上げます。
深刻
(某ゴルフ大会)
〇印の方は、スコアを深刻して下さい。
操作
(さる石油会社社長の入社式での訓示を伝える業界紙)
〇事の真相はまだ解明しておりませんが、今後、検察当局の操作で明らかになると思います。(1997/4/2)



折り句

目次
島原編
北海道編

[島原編]

わが故郷、島原市を折り込んで

(し)清水湧き

(ま)真鯉は泳ぎ

(ば)バラ香る

(ら)楽土さながら

(し)島原の町

****

(し)島原の

(ま)街はうるわし

(ば)万国に

(ら)雷鳴さながら

(し)しかと轟く

****

(し)芯強く

(ま)真心厚く

(ば)バラの肌

(ら)来世までも

(し)島原の女

(91/5/12)

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[北海道編]

かつて札幌に単身赴任していたころ、北海道の思い出を読み込んだ句があります。

稚内

)わが胸の

)尽きせぬ思い

)語らえば

)長き一夜も

)いつか白みぬ

札幌市

)幸祈る

)妻の便りを

)ポケットに

)炉端で憩う

)幸せのとき

網走市

(あ)あさぼらけ

(ば)馬上の女(ひと)は

(し)白き歯で

(り)りんごを噛る

(し)白樺の道

夕張市

夕張市などのかつての産炭地をリゾートとして再開発しようということで、開発プランの国際コンペが催され、その表彰式が、夕張市で開催されました。その祝宴で乾杯の音頭を執ることになり

(ゆ)夢語る

(う)宴ぞ今日は

(ば)バラ色の

(り)リゾート目指し

(し)祝杯上げん

北海道

正月、札幌に帰る飛行機の中から苫小牧湾を見下ろして、船に北海道を託して

(ほっ)北海の

(か)輝く波路

(い)行く船の

(ど)堂々として

(う)美しきかな

北海道

帰京して、北海道に舞い戻るときの心境を

(ほっ)ほっとする

(か)帰りの便の

(い)居心地は

(ど)道産子気分

(う)嬉しからずや

北海道

単身赴任から東京に帰ることになって、お別れの挨拶に

(ほっ)北海道の

(か)輝く未来

(い)祈りつつ

(ど)同志と別れん

(う)麗しの朝

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替歌(カラオケ)コーナー

札幌単身赴任時代、薄野で歌った替歌です。
***
目次
北の旅人
札チョンブルース

北の旅人

(裕次郎の北の旅人のメロディーで歌って下さい)
探し歩けばかすかな噂
街のここそこ一つや二つ
あなたを死ぬまで忘れぬと
誓ったお前のささやきが
俺の行く手に灯をかざす
夜の札幌 雨が肩を打つ

噂たどればはかない影が
夜の巷に浮かんで消える
心の底から念じてた
お前とつましい仮所帯
どこへ消えたか行き違い
夜の薄野 霧が迷わせる

ぷつり途切れたお前の行方
今日も当てなく盛り場巡り
必ずお前を探し当て
二人で分けたい幸せを
消えぬ思い出あの笑顔
夜の札幌 雪が降りしきる
(88年作)
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札チョンブルース

(鶴田浩二の街のサンドイッチマンのメロディーで)
金縁眼鏡に 背広着て
泣いたらホステスが 笑うだろ
涙出たときゃ 星を見る
札幌チョンガー札幌チョンガー
おいらは薄野の 常連さ
とぼけ笑顔で今日も飲む

もてぬと誰でも 知っている
札幌はチョンガーの 海だもの
泣いちゃいけない 男だよ
札幌チョンガー札幌チョンガー
おいらはママの 道化役
今夜も空手形 抱いて寝る

明るいネオンに 誘われて
今夜もふらふら 薄野へ
請求書見るまで 夢を見る
札幌チョンガー札幌チョンガー
おいらは薄野の お道化者
今夜も看板まで 空騒ぎ
(88年作)
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川柳


忘れては困ることだけよく忘れ

公約が膏薬ほども効くならば

後に建つビルほど高く高く付く
 

値が下がり音を上げている日本株 

一生を五合で振りしが癪(しゃく)の種 

外れないはずを外して恥ずかしや            
 

他所行きに装い妻のよそよそし

護送船気付いてみれば誤送船
  

百打てど当たらぬ下手の水鉄砲
 

結婚も離婚も儲けのネタにする

餌台の鳥影消えて閑古鳥

すぐ切れてすぐむかついてすぐナイフ

吹き抜けを風吹き抜けるバブル後は

減税も減量雀の涙並み

礼遇と言うは大抵冷遇だ
 

席立てど坐ってもらえず立つ瀬なし
 

蜘蛛の句も苦もなく出来て雲晴れる
 



避けがたい酒を避けたら仲が裂け

そのうちにいつまでたってもそのうちに

聖火消えて五輪人気に火をつける

対校戦対抗し過ぎて退校に

避けられぬものに酒(さけ)とは意地悪し

太古より大故は太鼓で大呼する

口腔で孝行をする高校生

新任の信任状を不信認



 

第五聞きその醍醐味に大悟せり
(1998/9/1)



 
 

株下がり総理無策で株を下げ
 

凶器持つ狂気のテロに侠気なし
 

狂喜して凶器であやむ狂気の徒

聖餐に青酸混じり凄惨に

生産の成算たたず清算す

馬鹿を言え馬鹿を言ったら馬鹿にされ

馬鹿になれ馬鹿になったら馬鹿にされ

父さんの会社倒産パパと呼ぼう


規制緩和気勢殺がれてもうあかんわ

ビッグバン前にビッグなバン続く

甘い汁吸ううちガードも甘くなる

進物で神仏見えぬ棚拝む

浮かぬ顔浮かべ伺ううかつ者

取締役は取り締まられる役

管を巻き酔いから醒めて尻尾巻く

面白くない日に焼けず面白く 

詰まらないほうがいいのはパイプだけ  

管を巻き酔いから醒めて尻尾巻く

(1998/1/7)


無いものが無ければ無いで物足りぬ

浮かぬ顔浮かべ伺ううかつ者

誇りなく叩けばホコリの官ばかり

一言の好きよで相手の隙誘う

好きですと言われたちまち隙だらけ

無いところ無いのに人には無いホコリ

妙えぬ音も絶えぬとなると耐えられぬ

飽きないで空きないぐらいが良い商い

にわとりの二羽いる庭のにわか雨

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福引コーナー

解答を見る前に景品を選んで下さい。
 
出題 景品
早朝の脳卒中 

花の命 

ティッシュ、枕、避妊具
 

垢すりタオル 

髭剃りセット 

新婚旅行用のパンティーセット
 


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解答コーナー
 
 
出題 景品
早朝の脳卒中 

花の命 

ティッシュ、枕、避妊具
 

暁に倒る⇒垢付きにタオル 

はかない運命⇒履かない定め 

お床の必需品⇒男の必需品
 

垢すりタオル 

新婚者用のパンティセット 

髭剃りセット
 

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